経営者のご挨拶

会長 武士二郎

各位

「ジェービィックベンチャーキャピタルは、さらなる飛躍を目指します」

2000年に会社を設立してから8年が経過し、独立系のブティック型ベンチャーキャピタルとして、大手ベンチャーキャピタルとは異なるユニークなサービスを新たに立ち上げて、従来からのLPである事業会社だけでなく、基金や機関投資家のお役に立つようにも、心がけていきます。

その試みの一つとして、オーナー系の歴史ある優良未上場企業が上場に踏み切る際に、上場の支障となる株主構成の是正など株式取得の要請を受ける機会を活かし、短期間ですがよりリスクの少ない投資を繰り返す、株式市場活性化ファンドの組成の準備を始めました。安定したIRRを得られるファンドとして、是非とも基金や機関投資家のご利用をお待ち申し上げます。

また、ファンド投資活動と並行して、ランドスケープアーティストとして名高い石原和幸氏を会社を挙げて応援します。つい最近は、未上場優良企業からの要請で、関西にあるサービス施設と当該企業との連携を実現しました。

産学連携ファンドのLP事業会社には、新規事業の機会を探すニーズに応えて、有望な市場をもつ新規技術シーズをマッチングする発掘・紹介サービスを、ファンド組成以来続けて参りました。最近はさらに一歩進めて、LP事業会社が持つ優れた技術シーズを社外に公開するお手伝いを開始し、他のLPや弊社ネットワークのオーナー系企業に紹介するプログラムを進めています。

弊社の旗艦ファンドとして、産学連携ファンドに引き続き全力を投入していくことに変わりはありません。2009年に入り、いよいよ産学連携3号ファンドの組成準備を始めました。既に10件近くの有望な技術シーズを持つベンチャー企業を発掘しており、これらのベンチャーに産学連携3号ファンドは投資します。その内の2件は国公立研究所から生まれた技術シーズを事業化するベンチャーです。是非とも事業会社のご利用をお待ち申し上げます。

2009年3月
ジェービィックベンチャーキャピタル株式会社
代表取締役会長 武士 二郎